こんにちは!
フリーランスエンジニアのかたやまです。
今回は、エンジニアに向いている人・向いていない人の特徴について解説します。
本記事は以下のような方に向けて作成しました。
- エンジニアに興味があるけど、自分が向いているか分からない
- エンジニアの人に共通する特徴や性格を知りたい
エンジニアの職業には、向いている人・向いていない人の明確な共通点があります。その中で、かなり影響のある特徴を3つずつ紹介します。
向いている人の3つの特徴
1.几帳面
1つ目の特徴は、几帳面です。
理由は、ちょっとしたミスでシステムやアプリは全く動かなくなるからです。例えば、何万行というコードを書いても、1文字間違えれば動かないということも良くあります。たった1文字の大文字・小文字の間違いが大惨事を招いたりします。
エンジニアには素早くコードを書くことも大切ですが、すべてのコードを丁寧に理解して書かなければ、優秀なエンジニアにはなれません。
また、すべての職業に共通することかもしれませんが、エンジニアにも地味な作業が多くあります。地道な調査や、地味な作業も丁寧にこなせる人こそがエンジニアに向いていると言えます。
2.粘り強さ
2つ目の特徴は、粘り強さです。
理由は、プログラミングの作業は基本的にトライアル&エラーだからです。例えば、コードを書く作業でもいきなり完璧なコードを書ける人はいません。全く動かなかったり、思うように動かったりすることは日常的にあり、少しずつ改善していく必要があります。
問題が起きても、徹底的に向き合うこと以外、解決の道はありません。たとえ難しい問題にぶち当たっても、逃げずに解決のために努力できる精神力は必ず必要です。
最近では、すぐに結果を求めてる人は増え、粘り強い人は減ってきているという研究があります。理由は、SNSの使用によって、すぐに結果(いいね!)を求める人が大多数となったからだと言われています。すぐに結果はでない大きなプロジェクトであっても、粘り強く走り続ける能力は、今後ますます貴重になると思います。
3.好奇心
3つ目の特徴は、好奇心です。
理由は、エンジニアをやっていると、新しい知識や新しい技術に触れることが多くあるからです。例えば、新しい技術が出てきたら、新しいやり方を自発的に身に付けなければなりません。この時に、新しいことを学ぶ好奇心がなければ、すぐに周りに置いて行かれます。
関わるプロジェクトによっては、業界知識も覚えなくてはなりません。私もさまざまな業界に触れました。
- 銀行のシステムに携わったときは、銀行同士の送金の仕組みを勉強しました
- 家電量販店のPOSレジを作るときは、家電量販店の業務内容を勉強しました
新しい知識に出会っても、好奇心をもって学ぶことができれば、エンジニアとしての成長スピードは人一倍速くなります。
向いていない人の3つの特徴
1.細かいことを気にしない
1つ目の特徴は、細かいことを気にしないです。
向いている人の特徴「几帳面」と反対の特徴です。細かいことを気にできないと、エンジニアとして活躍することはできません。
エンジニアでは、以下のように細かい作業が多く存在します。
- 画面設計は、1px のズレもないように作成する
- すべての分岐を網羅したテストを考える
- 1つのミスが見つかったら、今まで書いた全てのソースコードから同じミスが無いか確認する
こういった作業を「面倒くさい」と感じてしまうと、エンジニアには向いていない可能性があります。
2.すぐに結果を求める
2つ目の特徴は、すぐに結果を求めるです。
向いている人の特徴「粘り強さ」と反対の特徴です。そもそもシステムやアプリは簡単には作れないため、結果をすぐに求める人には向いていません。数年かけて完成するプロジェクトも多くあります。クラウドワークスを見ているとすぐに作れるサービスも見つかりますが、すぐに作れれば作れるほど対価も低く稼ぐことができないのが現状です。
ただし、最近では「アジャイル開発」という開発方法が流行ってきました。アジャイル開発とは以下のような開発です。
アジャイルソフトウェア開発 は、ソフトウェア工学において迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う軽量な開発手法群の総称である。例えばオブジェクト指向開発において、設計とプログラミングを何度か行き来し、トライアンドエラーで改良していく手法を指す。
ウィキペディア
要するに「スピード開発・スピード改善」を繰り返す開発方法です。スピード感をもって開発したい人は、アジャイル開発を就職や転職の条件に加えると良いかもしれません。
3.学習欲がない
3つ目の特徴は、学習欲がないです。
向いている人の特徴「好奇心」と反対の特徴です。変化の激しい時代に学習欲は必須です。自発的にスキルアップしようとしないと最新の開発に携わることができません。
最新の開発にこだわりが無い人や、学習頻度を減らしたいという人は、「Java」を勉強することをおススメします。Javaは、「世界で使われているプログラミング言語ランキング」で2020年は1位、2021年は2位という人気言語です。
Javaは、長年1位を独走してきた言語です。それが理由で、世の中のシステムの多くはJavaで作られています。Javaで作られている大量のシステムが存在する限り、Javaの技術は必要であり続けます。また、Javaは変化が少ない言語なので、一度学べば技術自体が古くなることなく、学習頻度を減らすことが可能です。
まとめ
今回の「エンジニアに向いている人・向いていない人」は以上です。
「向いていない」に該当してもあまり気にすることはありません。技術が進化すれば、向いている人の条件も変わるからです。実際にプログラミングを勉強してみて、楽しめるかどうかで判断して良いと思います。ぜひ、一緒に学んでいきましょう!
では、また次回!