【身近な例】プログラミングの基本ルール 「順次」を日常生活から探してみよう

こんにちは!
フリーランスエンジニアのかたやまです。

今回は、プログラミングの基本ルール「順次」を日常生活から探してみようと思います。前回は、「順次とは何か?」ということを中心に解説しましたが、今回は「日常生活から順次を発見」してみようと思います。

これを読めば、プログラミング思考を日常に活かすことができ、論理的思考や好奇心を鍛えられると思います。たくさんの例を紹介するので、自分の身の回りでも同じように探してみてください!

日常生活にある5つの順次処理

1.ラジオ体操

1つ目の例はラジオ体操です。体操はプログラミングと関係ないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、プログラミング思考を学ぶためには、コンピュータに限らず、あらゆるものごとから学ぶことが大切です。

ラジオ体操も立派な順次処理です。元気な音楽と共に始まり、次々と決められた行動をやっていきます。

  1. 伸びの運動
  2. 腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
  3. 腕を回す運動
  4. 胸を反らす運動
  5. 体を横に曲げる運動
  6. 体を前後に曲げる運動
  7. 体をねじる運動
  8. 腕を上下に伸ばす運動

このように、行動の順番が完全に決まっている場合、順次処理と呼ぶことができます。他にも探してみましょう!

2.義務教育

2つ目の例は義務教育です。義務教育の何が順次なのでしょうか?答えは、「学年」です。義務教育では小学1年生から始まり中学3年生まで、順番に学年が上がっていきます。

  1. 小学1年生
  2. 小学2年生
  3. 小学3年生
  4. 小学4年生
  5. 小学5年生
  6. 小学6年生
  7. 中学1年生
  8. 中学2年生
  9. 中学3年生

「小学1年生のあとは、小学2年生…」とあらかじめ決められた順番通りに上がっていくため、順次処理と呼ぶことができます。

3.時計

3つ目の例は時計です。ここまで来れば、答えを予想できるようになってきたかもしれません。時・分・秒のどれを答えても正解なのですが、今回は「時」で考えてみましょう。掛け時計をイメージしてください。

  1. 1時
  2. 2時
  3. 3時
  4. 4時
  5. 5時
  6. 6時
  7. 7時
  8. 8時
  9. 9時
  10. 10時
  11. 11時
  12. 12時

この例でも同じように1時~12時が順番に流れていきます。12時が終わると、また1時から繰り返されます。このように同じ範囲の処理を繰り返すことは、「反復」と呼びます。

4.組み立て

4つ目の例は組み立てです。例えば、3段BOXを組み立てるのを想像してみましょう。説明書を見ながら組み立てを行うと思います。この説明書に書かれた手順が順次になっています。

  1. 側面にネジで短いボードを取り付ける
  2. 背面ボードを差し込む
  3. 1と異なる側面のボードをネジで取り付ける
  4. ネジ隠しシールを付ける

このように、ほとんどの手順書も順次処理で書かれていることが分かると思います。

5.旅行計画

5つ目の例は旅行計画です。ノープラン旅行も楽しいですが、今回はしっかり計画を立てたときを想像してみます。

  1. ディズニーランドに行く
  2. ディズニーホテルに泊まる
  3. 翌日、ディズニーシーに行く

かなりシンプルな旅行計画ですが、このようにAに行ったあとはBに行くという順番がハッキリしていたら順次処理だと言えます。

まとめ

今回の「日常生活から順次を探してみよう」は以上です。やっていることは、すべて「処理(行動)を順番に並べている」というシンプルなことなので、理解しやすかったのではないでしょうか。

何か作りたいものや達成したい目標があったら、今回のように順次のプログラミング思考を活かすことができます。
達成するための行動は何だろう?どの順番でやると良いのだろう?と丁寧に漏れなく考えることで、目標達成ができる確立はかなり上がると思います。

では、また次回!

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