こんにちは!
フリーランスエンジニアのかたやまです。
今回は、プログラミングの基本ルール「反復」を日常生活から探してみようと思います。前回は、「反復とは何か?」ということを中心に解説しましたが、今回は「日常生活から反復を発見」してみようと思います。
これを読めば、プログラミング思考を日常に活かすことができ、作業効率化の発想力や好奇心を鍛えられると思います。たくさんの例を紹介するので、自分の身の回りでも同じように探してみてください!
日常生活にある3つの反復処理
前回と同様に反復は、「なにを繰り返すのか」と「いつまで繰り返すのか」の2つを考えます。
1.プリント配り
1つ目の例は、プリント配りです。教室のクラス全員にプリントを配布する行動を考えてみましょう!
【なにを繰り返すのか】①プリントをもっていない人を確認 → ②プリントを渡す
【いつまで繰り返すのか】クラスの人数分繰り返す
プリントをもっていない人にプリントを渡すという行動を繰り返しています。この反復の特徴は、「ある回数分」繰り返すということです。回数を把握しておくことが重要なため、反復を開始する前に「クラスの人数を数える」という行動(処理)と組みあわせて考えることが理想です。
2.本の移動
2つ目の例は、本の移動です。部屋の模様替えで、今まで使っていた本棚Aから新しい本棚Bに本を移動させる行動を考えてみましょう!
【なにを繰り返すのか】①本棚Aから本を1冊手にとる → ②本棚Bに収納する
【いつまで繰り返すのか】本棚Aの本が無くなるまで
本を移動させるという行動を繰り返しています。この反復の特徴は、「ある条件になるまで」繰り返すということです。分岐と反復が一緒になったイメージです。もし〇〇なら、反復を終了すると表すこともできます。
3.カレンダー
3つ目の例は、カレンダーです。1月~12月を考えてみましょう!
【なにを繰り返すのか】1月 → 2月 → 3月 → 4月 → 5月 → 6月 → 7月 → 8月 → 9月 → 10月 → 11月 → 12月
【いつまで繰り返すのか】ずっと繰り返す
私たちが過ごしている日々は、このように1月~12月が繰り返されています。この反復の特徴は、無限ループ(ずっと繰り返す)ということです。終わりがない反復もあるということも覚えておいてください。
まとめ
今回の「日常生活から反復を探してみよう」は以上です。反復が終わる条件には、「ある回数分」繰り返す、「ある条件になるまで」繰り返す、無限ループ(ずっと繰り返す)の3種類があることが分かったと思います。日常で反復を見つけたとき、この3種類のどれだろう?と考えるとより考えやすくなります。
反復は、ものごとをシンプルにしてくれたり、効率化してくれたりします。同じことを繰り返しているような作業を見つけたら、「なにを繰り返すのか」と「いつまで繰り返すのか」に分けて考えてみてください。プログラミング思考がより強化されると思います。
では、また次回!