こんにちは！
フリーランスエンジニアのかたやまです。
今回は、Microsoft が発表した「Microsoft Power Fx」について解説します。
「Microsoft Power Fx」は、2021年3月に発表された新しい技術です。Excelの関数のように使えるプログラミング言語というテーマで開発されました。普段私たちが使っているExcelの関数と共通する考え方が多くあるので、誰でも扱いやすいのが特徴です。
今後のトレンドになっていく開発スタイルなので、しっかり理解しておきましょう。
Microsoft Power Fxって何？
Microsoft Power Fxは、2021年に発表された新しいプログラミング言語です。特徴を見てみましょう。
- Microsoft が開発
- 2021年3月に発表された
- Excel関数をベースに作成
- ローコード言語
- 現在は、PowerAppsのみで使用可能（次の章で詳しく説明）
Excel関数をベースにしているので、誰でも扱いやすく、学びやすいのが特徴です。また、ローコードであることも特徴です。
ローコードとは、英語で「low-code」といって、難しいコーディング（コードを書くこと）が少ないということを表します。ローコードは今後のトレンドと言われており、誰でも気軽にアプリやサービスを作ることができることを目的としています。
作ることができるもの
Microsoft Power Fxは、現状で「Power Apps」のみで使うことができます。つまり、「Power Appsで作れるもの＝Microsoft Power Fxでつくれるもの」です。
Power Appsとは、Microsoftの開発専用アプリです。「プロレベルのアプリを簡単に構築する」というコンセプトで、シンプルで使いやすい開発専用アプリです。ここで使えるプログラミング言語が、Microsoft Power Fxということになります。作ることができるものは、画面付きのPC用アプリケーションとスマートフォン用のアプリケーションです。実際に私が作ったアプリをこちらの記事で紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
【PowerAppsの活用例】スマホを使ってExcelを簡単操作するアプリを作ってみた｜Microsoft 365
今後は、Microsoft Power Fxが使える場所をどんどん増やして、ローコード開発をリードするプログラミング言語になることを目標としています。近年、Microsoftが発表する技術は、プログラマーやエンジニアでなくても開発ができるということを目的としています。今後の発表も要チェックです。
コードを書かない開発が主流になっていく
今後、コードを書かない開発が主流になっていきます。複雑でよく分からないプログラミングは、時代の経過とともに、シンプルで誰でも扱えるものへと変化しています。
この変化を見逃さず、最新の技術をチェックしておくと、今後必ず役に立つと思います。例えば、
- Power Apps を使って、業務を効率化するアプリを１人で作り、社内に配る。
- ローコード開発が一般的になったときに、周りに教えることができる。
たとえエンジニアでなくても、こういった行動が可能になります。貴重な人材になること間違いなしです。難しいコードを勉強することももちろん大切ですが、このような次にくる技術を使えるようにしておくことも同じぐらい大切だと思います。
まとめ
今回の「Microsoft Power Fx」の解説は以上です。
まだまだ使える範囲が限られていますが、今後注目の技術です。ぜひ、チェックしておきましょう！
では、また次回！
※今回参考にしたサイト
Microsoftの公式解説「Microsoft Power Fx の概要」
https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-platform/power-fx/overview
