【エンジニア書評】『入社1年目からのEXCEL VBA』を解説!VBA入門ならこの1冊

こんにちは!
フリーランスエンジニアのかたやまです。

今回は、書籍『入社1年目からのEXCEL VBA』について解説します。この本は、2018年の12月に発売された比較的新しい本です。Amazonのレビューでもかなり好評で、VBAの入門では必ずTOP3に入る人気本です。

私はフリーランスエンジニアとして、仕事で頻繁にVBAを使います。目的は、Excelを使った作業の効率化です。VBAでできることは非常に多くあるので、活躍する機会も多くあります。例えば、メール送信を自動化することも可能です。

※関連記事
【効率化の味方】Excelマクロ/VBAでできることリスト

VBAはエンジニアでなくても、Excelを使うすべての人が知っておくべき知識だと思います。そして、VBAを学ぶための書籍として、私がもっともおススメしたいのが『入社1年目からのEXCEL VBA』です。

今回は、この本をおススメする3つの理由と、特に役立つテーマを解説したいと思います。

『入社1年目からのEXCEL VBA』をおススメする3つの理由

1.イラスト中心で読みやすい

1つ目の理由は、「イラスト中心で読みやすい」です。

本書は、イラストが多く使われているため、かなり読みやすいです。

キャラクター設定は、裕太くんという少年が、プー助という犬にVBAを教わるという設定です。ゆるい設定ですが、プー助が分かりやすくVBAを解説してくれるので、テンポよく読み進めることができます。

2.プログラミング知識0から始められる

2つ目の理由は、「プログラミング知識0から始められる」です。

本書は、ステップが細かく分かれており、基礎の基礎から始まります。第一章の「はじめてのマクロ作りに挑戦しよう」では、丁寧な用語の解説と共に学習が進んでいくので、プログラミング知識が0であっても、挫折せず続けることができます。

3.プログラミング思考も学べる

3つ目の理由は、「プログラミング思考も学べる」です。

本書は、VBAを学ぶことが中心ですが、後半になるとプログラミング思考の3つの基本ルール「順次」「分岐」「反復」についても分かりやすく解説されています。さらに、初心者がつまずきやすい「オブジェクト指向」の考え方もしっかり解説されていて、プログラミング入門本としても使うことができます。

VBAだけでなく、プログラミング思考も学ぶことができるので、まさに一石二鳥です。

プログラミングの情報を発信している私にとっても、たくさんの学びを与えてくれました。

※関連記事
たったこれだけ!3つの プログラミング基本ルールを 知る(順次・分岐・反復)

特に役立つテーマ

『入社1年目からのEXCEL VBA』で特に役に立つと感じたテーマを紹介します。

特に役に立つと感じたのは、第2章「オブジェクト・プロパティ・メソッドって何?」の解説です。

理由は、VBAだけでなく、プログラミングで使える3つの知識を超丁寧に説明しているからです。「オブジェクト・プロパティ・メソッド」の3つを理解することは非常にプログラミングで重要です。しかし、理解するのが難しいことが問題点です。この本では、以下のように3つを表現しています。

  • オブジェクトは”操作対象”
  • プロパティは”属性”
  • メソッドは”動作

「これだけでは分からない」という方も心配不要です。本書は1~9章で構成されていますが、この第2章にもっとも多くのページを割いていて、徹底解説してくれています。

第2章を読むだけでも、本を買う価値があるなあと感じました。

まとめ

今回の『入社1年目からのEXCEL VBA』の解説は以上です。内容が気になった方はリンクを載せておきますので、ポチッと確認してみてください。

では、また次回!

プログラミングの教養カテゴリの最新記事