【フォルダを極める】フォルダ名の先頭に番号を付けるだけで3倍効率化できる(ナンバリング)

【フォルダを極める】フォルダ名の先頭に番号を付けるだけで3倍効率化できる(ナンバリング)

こんにちは!
フリーランスエンジニアのかたやまです。

今回は、フォルダを極める方法の第3回を解説します。第1回第2回では、「自分で作ったファイルは、CドライブでなくDドライブで管理しよう!」というテーマで解説しました。解説のとおり、実際にDドライブでファイルを保存し始めて最初にぶつかる壁が、「Dドライブのフォルダ構成はどのように作ったらいいんだろう?」という疑問です。

もちろん人によって、最適なフォルダ構成は違うので、自分にあったフォルダ構成を探し続けるのがベストです。それでも、最低限守っておきたいルールは存在します。さっそく、そのルールを紹介します。

ルール:フォルダ名の先頭に番号を付ける

このルールを守るだけで、普段のファイル探しが3倍以上早くなります。ルールを詳しく見ていきましょう!

ナンバリングの基本ルール

フォルダ名の先頭に番号を付けることを「ナンバリング」と言います。以下、「ナンバリング」と呼んでいきます。

1.桁数を整える

ナンバリングのルール1は、「桁数を整える」です。ナンバリングは、ただ番号を付ければ良いというわけはなく、数字の桁数が重要になります。

数字の桁数は、階層によって変えてください。言葉だけではイメージしずらいと思うので、こちらをご覧ください。

フォルダ構成 サンプル1

このように階層ごとにフォルダの桁数を変えると、すべてのフォルダを番号化することができます。番号化は、第1階層+第2階層+第3階層で行います。例えば、

  • プロジェクトAの設定資料は「1120」
  • プロジェクトBの管理資料は「1210」
  • プロジェクトBのテスト資料は「1230」

このように番号化できることで、管理が明確に分かりやすくなります。チームでフォルダを管理している場合は、このルールに従うことで、フォルダ情報の伝達がよりやりやすくなると思います。

2.数字に意味を持たせる

ナンバリングのルール2は、「数字に意味を持たせる」です。数字自体をルール化することで、フォルダ構成が理解しやすくなります。

先ほど紹介した例では、以下のように数字に意味がありました。

  • 「10」は、プロジェクトの管理資料
  • 「20」は、プロジェクトの設計資料
  • 「30」は、プロジェクトのテスト資料

このように数字ごとに意味を持たせることで、プロジェクトが異なっても同じようにフォルダを管理をすることができます。

また、手順ごとにナンバリングにしても分かりやすいでしょう。こちらをご覧ください。

フォルダ構成 サンプル2

この例の第3階層では、ウォーターフォールモデルと言われる開発モデルに合わせて、フォルダを作成しました。ウォーターフォールモデルと言われる開発は、以下のように進んでいくので開発手順に合わせて番号を割り振っていることになります。

  1. 基本計画
  2. 外部設計
  3. 内部設計
  4. プログラム設計
  5. プログラミング
  6. テスト

このように数字に意味をもたせることで、より使いやすいフォルダ構成になります。

ナンバリングで変わる3つのこと

このナンバリングができたら、パソコン作業は大きく変わります。具体的に変わる3つのことを紹介します。

1.フォルダ移動が3倍になる

1つ目は、「フォルダ移動が3倍になる」です。ナンバリングをする明確なメリットとして、「キーボードを使ってフォルダを移動できる」というメリットがあります。

例えば、以下のような状況でキーボードの「5」を押すと、「500_プロジェクトE」まで移動することができます。

フォルダの先頭に番号を付けると、このように番号のキーボードだけで移動が可能です。

「番号」で移動 →「ENTER」でフォルダを開く

これをやるだけで、開いたいフォルダを開くことができます。これまでの「フォルダを探す」→「カーソルを移動する」→「フォルダをダブルクリックする」という手順よりも何倍も速くなります。

2.ファイルの場所で悩まない

2つ目は、「フォルダの場所で悩まない」です。ナンバリングのルールに従うと、以下の2つの状況ができあがります。

  • すべてのフォルダを数字で表すことができる
  • 意味のある順番で数字が並んでいる

この状況で日々フォルダを使うと、自然に数字の情報が頭に入ります。1回数字が頭に入ると、ファイルの場所で悩むことが無くなります。

ファイルがどこにあるか、ファイルをどこに保存すべきかがすぐに分かるようになります。

3.画面を見なくても移動できるようになる

3つ目は、「画面を見なくても移動できるようになる」です。「デスクトップを極める」でも解説しましたが、画面の見すぎによって目の不調・体の不調が起こることがよくあります。

ここまでの解説を実践した場合、画面を見なくてもフォルダ移動ができるようになります。以下のフォルダ構成を例に実際に再現してみましょう!

フォルダ構成 サンプル1

例えば、プロジェクトAの「テスト」フォルダを開くときは、以下の流れになります。

  1. フォルダ番号が「1130」であることを想い出す
  2. キーボードで「1」→「ENTER」→「1」→「ENTER」→「3」→「ENTER」を順番にキーを押す。

これで、フォルダ移動が完了します。画面を凝視する必要が全くないことが分かると思います。このように目を使わず脳を使うことで、目を守り、脳を鍛えることができます。

まとめ

今回の「フォルダを極める3」は以上です。ナンバリングでフォルダ整理を今すぐやりたくなったのではないでしょうか?

フォルダを極める4」では、いつものフォルダを一発で開くショートカットキーを紹介します。いつも使うフォルダをすぐに開くことができれば、さらに効率化することが可能です。

では、また次回!

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