こんにちは!
フリーランスエンジニアのかたやまです。
今回は、デスクトップを極める方法の後半を解説します。前半では、「デスクトップはごみ箱だけで良い」というテーマで解説しました。後半では、タスクバー(パソコン画面の下のアプリなどが表示されるエリア)の整理について解説します。あまり重要ではないように感じるかもしれませんが、実は普段のパソコンルーティンを驚くほど効率化できます。
念のため、タスクバーについて解説しておきましょう!
タスクバーは画面の下にある帯状のエリアです。左端から右端まで、すべてタスクバーです。今回はタスクバーの中でも、アプリ(エクスプローラーやGoogle Chrome, Excelなど)を配置するエリアについて解説します。
タスクバーの整理が重要な2つの理由
そもそもなぜタスクバーの整理が必要なの?と思う方もいらっしゃると思います。タスクバーにこだわるべき理由は大きく2つあります。
1.常に目に見える位置にある
1つ目の理由は、常に目に見える位置にあるからです。パソコンの作業をするときに、常に目に入るのがタスクバーです。
例えば、タスクバーがゲームのアイコンだらけでは、仕事や勉強に集中することができません。また、普段使わないアプリを置いていても邪魔になるだけです。
おもしろい研究があります。iPhoneを机の上に置いて勉強した人は、たとえ画面を下向きに置いても、勉強の集中力が著しく下がったそうです。同じように普段から目に入るタスクバーからは、気が散るものは削除するようにしておきましょう。集中力を守るためにも、タスクバーの整理は必須です。
2.すぐに開くことができる
2つ目の理由は、すぐに開くことができるからです。タスクバーは常に目に入るので、当然アプリを開くのも簡単です。アプリをクリックするだけで、すぐに開くこができます。
前回「デスクトップは机」と解説しましたが、タスクバーも同様です。机には余計なものは置かず、すぐに使うものだけを置いておきましょう。
意外と知られていないのですが、ショートカットキーを使えばタスクバーのアプリを一発で開くことができます。9割以上の人がマウスでクリックしている状況で、これを知っていれば大きな差になります。
タスクバーのアプリを開くショートカットキー
誰もが覚えるべき「タスクバーのアプリを開く」ショートカットをご紹介します。
「Windowsキー」+「数字(タスクバーの左から〇番目のアプリを開く)」
このショートカットによって、1発でアプリを開くことができます。数字部分は、開きたいアプリがタスクバーの左から何番目にあるかによって決まります。
要するに「タスクバーの並び順」はこのショートカットキーを使う上で超重要です。
並び順を整理するとここまで効率化できる
タスクバーの整理が終わったら、残ったレギュラー陣のアプリの並び順を決めましょう!左から頻度に合わせて、並べ替えていくだけでOKです。
タスクバーが整理できれば、2つの大きな効率化が実現できます!
1.一瞬でアプリを開くことができる
アプリを並べ変えると準備完了です。よく使うアプリだけなので、並び順はすぐに覚えることができると思います。並び順を覚えることができれば、あとはショートカットキーを使ってアプリを開く練習をしましょう。
1回の時短効果は少なくても、何度も何度も行う作業であれば、長期的に見た時短効果は大きくなります。「今まで」と「これから」を比較してみましょう。
【今まで】マウスをもつ → タスクバーから開きたいアプリを探す → アプリにカーソルを合わせる → クリックする
【これから】開きたいアプリの番号を思い出す →「Windowsキー」+「開きたいアプリの番号」を押す
「今まで」は目を使って作業していますが、「これから」は脳だけを使っています。長期的に見ても、目を披露を軽減することができるので、身に付けておくべきとショートカットキーと言えます。
参考として、かたやまのタスクバーをご紹介します。
- 「Windowsキー」+「1」= いつものフォルダへのリンク
- 「Windowsキー」+「2」= アラーム&クロック(時間を測って仕事するため)
- 「Windowsキー」+「3」= Google Chrome(ブラウザ)
- 「Windowsキー」+「4」= サクラエディタ(メモ用)
- 「Windowsキー」+「5」= PhotoShop(画像作成用)
私の場合、1~3が常に使うもの、4と5が頻度に使うものです。数字とセットで覚えているので、ショートカットキーですぐにアプリを開くことができます。
2.パソコン起動直後のルーティンが劇的に改善する
パソコンを起動した直後をイメージしてみてください。いつも使うアプリを1つずつ開いている方がほとんどと思います。この作業を劇的に改善するのが、タスクバーとショートカットキーです。
ここまでの解説を実践するとタスクバーは、このようになります。
- 余計なアプリがすべて削除されている
- 左からよく使う頻度順にアプリが並べられている
- アプリの順番を覚えている
ここまでできていれば、パソコン起動直後のルーティンはこれだけになります。
「Windowsキー」+「いつも起動するアプリの数字」
私の場合は、この3つです。
- 「Windowsキー」+「1」
- 「Windowsキー」+「2」
- 「Windowsキー」+「3」
「Windowsキー」は親指で押したまま、「1」「2」「3」と順番に押していきます。これだけでいつも使うアプリの起動が完了します。皆さんもこのように、ご自身のルーティンを見直してみてください。改善を実感できると思います。
まとめ
今回の「デスクトップを極める2」は以上です。タスクバーの並び順が重要であること、少しの効率化でも長期的に見れば大きな効率化になることが分かったと思います。
デスクトップを極めるシリーズは、ぜひ習慣化してほしい内容です。さっそく試してみてください。これからもパソコン仕事術は随時発信していきます。お楽しみに!
では、また次回!