こんにちは!
フリーランスエンジニアのかたやまです。
今回は、デスクトップを極める方法について解説します。デスクトップを整理すると、パソコンの仕事をより効率化することができます。デスクトップを極める方法はとても大切なので前半と後半にわけて説明します。今回の前半では、デスクトップの使い方を極めていきます!突然ですが…
「今、あなたのパソコンのデスクトップはファイルが何個ありますか?」
2,3個ファイルが置いている方や、大量にファイルがある方など、人によってさまざまだと思います。デスクトップの使い方は決まった正解があるわけでなく、人からも教えてもらう機会もありません。違って当然です。
私は長年エンジニアをやってきて、この問題に自分なりの答えが見つかりました。
答えは、「デスクトップはごみ箱だけで良い」です。
デスクトップはごみ箱だけで良い理由
「デスクトップはごみ箱だけで良い」という結論になった理由は、2つあります。
1.ファイル探しを効率化するため
1つ目の理由は、ファイル探しを効率化するためです。私の周りでは、デスクトップがファイルだらけという方をよく見かけます。「場所をすべて覚えているから問題ない」と言う方もいますが、かなりファイル探しが大変そうです。2,3個であれば、特に問題はないのですが、デスクトップでファイルを管理することは以下のようなデメリットがあるのでオススメしません。
- 「場所」×「ファイル名」×「用途」をセットで記憶しなければならない
- 場所やファイル名が変わった、ファイルが増える度に覚え直さなければならない
- ソートができない
- 更新日時が分からない(いつのファイルか分からない)
- 使わないファイルがずっとデスクトップに残り続ける
このデメリットを回避するためにも、デスクトップでファイルを管理することは避けるべきです。
2.目を守るため
2つ目の理由は、目を守るためです。エンジニアに限らずパソコンを使う仕事をしていると、画面を凝視することが多くなります。普段はスマホを使い、仕事でもパソコンを使うと、画面を凝視する時間は膨大になります。画面の見すぎによって目の不調・体の不調が起こるという事例も多くあります。
デスクトップに大量のファイルがある人は、目を凝らしてファイルを見つけるため、より目にダメージを与えることになります。目を守るためにも、なるべく目を使う作業は減らすようにすべきです。
デスクトップの考え方
では、どのようにデスクトップを使っていけば良いでしょうか?仕事スペースで想像するとイメージしやすいと思います。
デスクトップは机と考える
まず、「デスクトップは机」と考えてください。ファイルがたくさんある人は、自分の机に書類が積みあがっているような状態です。これではたくさんの書類に埋もれて、使いたい書類がすぐに見つからないこともあると思います。
机に置くものは、その日使うものだけで十分です。
フォルダは本棚と考える
次に、「フォルダは本棚」と考えてください。デスクトップにファイルがたくさんある人は、本棚(フォルダ)に収納してください。
フォルダの作り方も図書館のように丁寧に分類分けすることによって、ファイルを迷いなく取り出すことができます。フォルダ構成の作り方は、「フォルダを極める」シリーズで解説しますので、そちらをご覧ください。
デスクトップを使うべきタイミング
ここまでの解説をまとめるとこのようになります。
- ファイルは、デスクトップではなくフォルダで管理する
- デスクトップは机と考えて、余計なファイルを置かない。
では、結局デスクトップは具体的にどのように使えばいいの?と思われた方も多いと思います。ポイントは3つあります。デスクトップを使うときは以下の3つをルール化してみてください。
1.フォルダからデスクトップへの移動はしなくて良い
「デスクトップは机」であり、「フォルダは本棚」であると解説しましたが、この考え方には1点だけ注意が必要です。それは、本棚(フォルダ)から机(デスクトップ)への移動はしなくて良いということです。
「本棚から本を取り出して、机で読む」ということは、自然な流れのように思えますが、パソコン上ではオススメしません。理由は、ファイルのコピーや移動にはリスクが伴うからです。ファイルをコピーすれば、ファイル名をどうするか?どちらが最新?などの問題が発生します。間違って違う場所に移動するなどのリスクもあります。
デスクトップで使うファイルは、「新しいファイル」であり「すぐに使うファイル」だけが理想です。
2.ファイルを新しく作るとき
デスクトップを使う条件として、「ファイルを新しく作るとき」をオススメします。オススメする理由は「すぐにアクセスが可能」だからです。デスクトップの最大のメリットはアクセスが簡単なことです。
作り始めたファイルは何度も開くタイミングがあります。こういったファイルこそ、デスクトップ(机)に置いておくべきと言えます。必要な数個のファイルしか置いていないので、見つけるのも簡単です。
意外と知られていないのですが、画面の一番右下は押せるようになっていて、クリックするとデスクトップが一瞬で表示されます。ためしにカーソルを目一杯画面の右下にもっていってクリックしてみてください。また、「Windowsキー」+「D」のショートカットを使ってもデスクトップを表示することができます。どちらかを覚えておくだけでも作業効率はかなり変わってくると思います。ぜひ、この機会に覚えておいてください。
ファイルがある程度完成して更新頻度が低くなったら、フォルダ(本棚)に格納するようにしましょう!
3.ファイルをダウンロードするとき
もう1つデスクトップを使う条件として「ファイルをダウンロードするとき」をオススメします。理由は、「ダウンロード」フォルダは、デスクトップ以上に整理が大変だからです。ためしに今、「ダウンロード」フォルダを見てみてください。メールの添付ファイルや、Webでダウンロードしたファイルがそのまま放置されている方が多いと思います。ダウンロードフォルダは、デスクトップと違って普段目にする回数が少なく、整理も後回しになりがちです。
ダウンロードするファイルは「今必要なファイル」とも言い換えることができると思います。それであれば、デスクトップをダウンロード先にしてください。Webブラウザの設定変更などで簡単に変更することができます。
デスクトップでファイルを管理して、必要無くなれば削除する。保存する場合は、分類分けされたフォルダに保存する。それだけで、ファイルの迷子や整理されていない状態を防ぐことができます。
まとめ
今回の「デスクトップを極める1」は以上です。デスクトップとフォルダの用途をしっかり分けることで迷いが無くなり、パソコン作業を効率化することできます。
後半は、「タスクバーの並び順だけでここまで効率化できる」です。タスクバー(パソコン画面の下のアプリが表示されるエリア)を整理するだけで、普段のパソコンルーティンを驚くほど効率化できます。お楽しみに!
では、また次回!