【エンジニア書評】『ヤバい集中力』を維持してプログラミングをやり続ける方法

【エンジニア書評】『ヤバい集中力』を維持してプログラミングをやり続ける方法

こんにちは!
フリーランスエンジニアのかたやまです。

今回は、書籍『ヤバい集中力』について解説します。この本は、累計4.5万部突破しているベストセラー本です。

集中力に関する本なら、間違いなく本書がおススメです。どうして人間は集中できなのか?というメカニズムを知ることができるだけでなく、集中力を高める科学的エビデンスに基づいた45個のテクニックを紹介してくれています。

今回は、この本をおススメする3つの理由と、もっとも役に立った内容を1つだけ解説したいと思います。

『ヤバい集中力』をおススメする3つの理由

1.科学的であること

1つ目の理由は、「科学的であること」です。

著者の鈴木祐さんは、日本を代表するサイエンスライターです。プロフィールを見てみましょう!

16歳の頃から1年間に5000本もの科学論文を読んでいることから「日本一の文献オタク」を自称している。
現在では10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを行ったことを明らかにしている。ブログでは、健康・心理・科学に関する最新の知見を紹介し続け、月間250万PVを達成している。

Wikipedia

プロフィールを読むだけでも、鈴木祐さんがいかに科学に精通した方であるかが分かると思います。本書でも、すべての意見に科学的な裏付けがあり、納得しながら読み進めることができます。

鈴木祐さんの本はどれも面白く、「最高の体調」、「科学的な適職」、「不老長寿メソッド」などもすべて読ませていただきました。どれもおススメなので、チェックしてみてください!

「科学的な適職」はコチラで解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてください!
【エンジニア書評】『科学的な適職』でITエンジニアを分析してみよう

2.取りかかれない!が無くなる

2つ目の理由は、「取りかかれない!が無くなる」です。

自分がやるべきことが分かっていても、なかなか取りかかれない経験をしたことがある人は、多いのではないでしょうか?「Youtubeを10分だけ見てからやる!」と決めたにもかかわらず1時間以上経過したり、「今日は諦めて、明日からはちゃんとやる!」と先延ばししたりすることは、多くの人が経験したことだと思います。

本書では、こういった「取りかかれない!誘惑に負ける!」などを克服するために、18個の強力なテクニックを紹介してくれています。

18個のテクニックの中でも特に役立つのが、「報酬感覚プランニング」です。このテクニックは、集中力の途切れない計画のやり方を知ることができます。私もこのやり方を実践することで、計画倒れを格段に減らすことができました。

3.集中が続かない!が無くなる

3つ目の理由は、「集中が続かない!が無くなる」です。

いざ、集中し始めても集中力がなかなか続かないという人も、多いのではないでしょうか?いざ、初めてもすぐに休憩したくなる。スマホや通知が気になって全然集中できない。疲れてきた。など、さまざまな理由で集中力を継続することは難しいです。

本書では、こういった「集中力が続かない!疲れやすい!」などを克服するために、27個の強力なテクニックを紹介してくれています。

27個のテクニックの中でも特に役立つのが、「ジョブ・チェンジング」です。このテクニックを一言で説明すれば、自分に肩書きを付けることです。たったそれだけで効果あるの?と思われるかもしれませんが、やるとやらないでは、大きくモチベーションが変わります。

本書では、病院の清掃の方に「病院のアンバサダー」と肩書きをつけることで、モチベーションがアップした事例が紹介されていました。このテクニックは、話題となったベストセラー『複利で伸びる1つの習慣』でも紹介されていたテクニックです。手軽に実施できるため、やっていないというのは損です。作業前のルーティンに取り入れてみると良いのではないでしょうか。

もっとも役に立った内容

『ヤバい集中力』でもっとも役に立つと感じた内容を紹介します。

それは、第5章の「聖域をつくる」です。このテーマは、本書でも多くのページ数を使って解説されており、絶対に実践すべき内容だと感じました。

聖域って何?と思われた方のために、簡単に解説します。聖域とは、集中できる環境のことです。この聖域を作ることで、集中力を大きく上げることができます。具体的には、以下の3つを最適化します。

  1. 作業場 → やることによって作業場を分ける
  2. パソコン/スマホ → 通知や誘惑を排除しておく
  3. 音/音楽 → 性格に合わせて音楽を選ぶ

この3つを集中できる状態に設定することで、集中力が何倍も上がります。特にスマホ対策は、やるだけで実際に大きな効果を感じることができました。この環境を整えるというのは、ベストセラーの『時間術大全』や他の書籍でも多く紹介されていたテクニックではありますが、それだけ効果は絶大だと言えます。

まとめ

今回の『ヤバい集中力』の解説は以上です。内容が気になった方はリンクを載せておきますので、ポチッと確認してみてください。

では、また次回!

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