こんにちは!
フリーランスエンジニアのかたやまです。
今回は、AIによって変化するエンジニアの仕事内容について解説します。エンジニアの仕事内容に着目した未来予想です。
私は、エンジニアとして「現場」で多大な時間を過ごしてきました。約7年間、プログラミングをやり続けた私だからこそできる未来予想をお届けできると思います。
まず最初に、私の未来予想の前提をお伝えしておきます。
- 前提 → エンジニアの仕事は無くならない
AIによって、エンジニアの仕事すべてが奪われることはないというのが前提です。ただし、エンジニアの仕事は生き残っても、仕事内容は必ず変わっていくと思っています。この変化について解説します。
コードを書かない未来がやってくる
まず、未来予想の結論をお伝えします。
結論は、「AIによって、人はほとんどコードを書かなくなる」です。理由を解説します。
プログラミングが簡単になる
ほとんどコードを書かなくなる理由は、プログラミングが簡単になり、書く量が激減するからです。激減する理由は、AIによってプログラミングが、よりシンプルで単純なものになるからです。
AIは大量のデータを取り入れて、パターン化することが得意です。大量のソースコードを分析して、繰り返し書かれているコードを知ることができれば、単純化することができます。
少しイメージしずらいと思うので、EXCELで考えてみましょう!
例として、AIが大量のエクセルを分析する例を考えてみます。良く書かれている式のパターンを発見できれば、以下のように単純化することができます。
● 良く書かれている式を発見
複数のセルの値を足し算して合計を出している(例:セル1+セル2+セル3+セル4)
● 単純化する
SUM関数(指定した範囲の値を合計してくれる関数)を作ろう!
今回は、すでに存在するSUM関数を例にしましたが、このように繰り返し書かれている式が分かれば、単純化することができます。
AIによって、この流れは加速します。今まで100行書いていたコードが、たった1行書くだけで実現できることも十分にありえます。
コードを書かなくても良い未来はすでに始まっている
実際に、コードを書かなくても良い未来はすでに始まっています。最近、盛り上がりを見せている分野で、今後AIの力でさらに伸びると予想されています。
それが、「ノーコード開発」の分野です。
※ノーコード=No Code
このサイトの副タイトルを「コードを書かない!プログラミング学習サイト」としている理由は、コードを書かなくても良い未来がくることを、私自身が本気で感じているからです。
とくにコードを書かない未来の実現を目指しているのが、Microsoft社です。Microsoftはノーコード開発のプラットフォーム構築を進めており、非エンジニアでもアプリを開発できることを目指しています。
※関連記事
【最新ノーコード開発】Microsoft365ならコードを書かずに開発できる
エンジニア不足が叫ばれる今、コードをほとんどコードを書かずに開発できるスタイルは理想的な開発方法と言えます。今後、大きく普及すると思います。
エンジニアが生き残る2つの条件
プログラミングが簡単になり、ほとんどコードを書くことが無くなれば、エンジニアは要らなくなるのでは?という声もあると思います。たしかに、プログラマーと呼ばれるプログラミングしか行わない人にとっては、要らなくなる可能性は十分にあります。
では、エンジニアが生き残るにはどうしたら良いのでしょうか。私は2つの条件があると思っています。
1.設計能力を上げる
1つ目の条件は、設計能力を上げるです。
設計とは、システムやアプリを開発するときに最初にやる工程です。
具体的に以下のような作業を行います。
- お客さまと相談して、システムやアプリに必要な機能や要求を整理する
- システムやアプリの機能を洗い出して、それぞれの機能の役割や機能同士の繋がりを整理する
- システムやアプリ内で行う具体的な処理を整理する
IT業界の用語で、要件定義・基本設計・詳細設計と言われる作業です。お客さまに合わせてシステムやアプリを設計するスキルは、AIにはできません。設計能力を上げることで、生き残る可能性は大きく上がります。
2.AIエンジニアになる
2つ目の条件は、AIエンジニアになるです。
AIを作ることができたり、使いこなすことができれば、当然AIに仕事を奪われることはありません。
これは多方面で言われていることですね。
AIを扱うプログラミング言語「Python」が人気があるのも納得できます。
まとめ
今回の「エンジニアの未来予想」は以上です。
私なりに未来予想してみましたが、AIによって訪れる未来は簡単に予想できるものでありません。生き残るための一番の条件は、変化に対応できる柔軟性かもしれないですね。
では、また次回!